ジャスティンビーバー似の・・・

続きである。
日本が初めてという娘の友だちのカナダ人の男の子は、良くいうとファッショナブルである。

ゴールドのスパンコールが両袖に、取り巻くようにいっぱい付いている。いや、正確には、袖全体がスパンコールでおおわれている。
パンツはジャージー素材のジョッパーズのような形をしているが、膝から下は生地がない。ハーフパンツである。

わからない、、、私にはわからない。
一言で表すと奇抜である。ヘアスタイルも不思議なカットだ。

ブロンドの髪に黒っぽい?ダークな色の眉毛。両耳にとんがりコーンのような形をしたピアス、まだまだあるが記述するのはよそう。
恐らく昭和一桁生まれの私の母が見たら、ぶっとんでしまうであろう、そんな格好である。

しかしながら、ジャスティンビーバー似の彼にはその服装が似合っていた。
コンパクトな身体にフィットしていたからだろう。

明治神宮までの道のり、露店なのか、何なのか人混みでよくわからなかったが、彼が足を止めた。
ミンクのロングコートに目がいったようだ。
どこかのマダムが、ん十年前に着たものだろうか?
どうやら彼は毛皮に興味があるようだ。
たくさんある毛皮のコート類に手を触れながら値段を見ている。
expensiveと叫んで彼を促し、その場を離れた。つづく。