アマルフィへ
海岸、波打ち際を走る。そんな想像をしていたが、日程表には、しっかりと《アマルフィ海岸ドライブ観光》へご案内とある。
天海祐希になりきるつもりが、とんでもない、バスでのドライブだ。
道幅が狭いので2台のバスに分かれるかもと残念な添乗員から前ふりがあったが、どうにか1台に緑チーム全員が乗れることになり、それぞれ好きな座席に乗ることになった。
しかし、しかしだ、これから我々と同じコースを歩む方がいたら、これだけは言っておきたい。
進行方向右側、左ハンドルドライバー側に乗り込んでしまったsilviaと江戸時代夫より、右側に乗ったメンバーのほうが、海岸線とアマルフィ地区の白い建物を思う存分堪能できるのである。
途中、展望台で下車し、遥かなる青い海を見渡すことができるし、ローマに向かう道では、延々とカーブが続く道なりに海岸線を楽しむことはできるのだが、しかし、やはり、海岸線を楽しむドライブとしては、最初に右側に乗ったほうが、断然いいのだ!
少しばかり、うらやましくもある。
車酔いをしない方なら、ドライバー側ではない座席をおすすめする。
そして展望台付近ではお土産屋もあり、フレッシュレモンジュースも美味しい。
すれ違いざまの車は本当にギリギリ、スレスレにかすりもせず、見事なハンドルさばきをみせる。
しかし、中には、ぶつかる車もあるだろうな、スリル満点の海岸ドライブであった。
そして、我々を乗せたバスは最終目的地のローマへと向かうのであった。